2009年9月15日火曜日

サステイナブル


 サステイナブル(持続可能)かどうかってことは凄く重要なことと思う。

 反原発は感情的でヒステリックなイメージ。実際の自分がそうだから否定できない。そもそも、10歳の時に母親が買い与えた絵本「風が吹く時」で衝撃を受け、トラウマになってしまったからそこそこ根が深い。

 今、この瞬間も山口県上関町では戦いが続いている。そしてそれは全く他人ごとではないのだ。上関原発がその地で1000年以上も農業と漁業で生きてきた人々の全ての権利を奪ってしまうのだ。それは、今農業に従事している私にも無関係ではない。どんなに美味しい野菜を作っても根本を否定され誰も食べてはくれなくなってしまうからだ。そんな理不尽なことってない。

 六ヶ所村ラプソディーをみて泊の坂井さんの抵抗する姿に号泣。当時はこどもだったから・・・とはいえ「知らない」ということはなんて罪深いのだろうと思った。そして「関心がない」ということは卑怯ではなかろうか・・・が、毎日こんなこと考えて生きていて、知らなければなんて平和で楽しい日々だろうかとも思うのだ。でも知ってしまったからにはアクションを起さねばなんの進歩も進化もないと、私は今月1日に自転車で山口に向った。

 峠をいくつも超え、バイパスで泣く泣く追い返されトンネルでハイになりチャリダーの兄ちゃんたちに会釈され野宿をしながらひたすら人力で500キロ以上走り5日目に大阪に着いたころには右手が曲がったままもとに戻らなくなっていたのだった。ペース速すぎ、無謀と言われ大阪の友人夫婦宅で休ませてもらっているうちに、これでは今月末から復帰する農家バイトに万全で臨めないと考え、、電気、石油の有り難さに涙を流し深夜バスで横須賀に戻ってきてしまった。自転車は友人にもらっていただいた。一週間以上たって、右手はやっとふつうの機能を果たすようになってきた。

 そもそも、最初から電車やバスで山口へ向えばよかったのだ。でも、反原発なのだから人力でなくては、となんだかよくわからないこだわりで突っ走ってしまった。

 家族や友人知人には署名を書いてもらっているけれど。街頭に立つべきか。立たねばならんだろう。

 とりあえず、すぐに出来ること。

上関町の「原発建設計画中止!」を求める署名を書いてfaxを送る
海に空に、これ以上放射能汚染を広げないよう再処理工場の稼動凍結を求める署名を書いてfaxを送る

お金がかかるけどこれも。上関原発自然の権利訴訟原告になる(訴訟費用2万円)
上関原発をメインに日本とスウェーデンのエネルギー事情を比べながら持続可能な社会とは、を問う映画「ミツバチの羽音を地球の回転」の制作に支援カンパする(一口1万円)
原発に27年もの間反対し続ける祝島のドキュメンタリー映画「祝の島」の制作に支援カンパする(一口5千円)

日本の農業漁業など第一次産業を食い物にしてきた原発をもうこれ以上作る必要はないと思います。

今すぐできることは節電です。よろしくお願いいたします。
(なんて言っててもパソコンで電気を消費しているこの矛盾。説得力の欠如。自己嫌悪。)