2008年5月20日火曜日

虫の尊さを


人間がやってきてしまったことも、もう生態系の中に組み込まれてしまっているのだろうか、とそんな会話をする。でも自然の力を前に、実はやっぱりおこがましいのではないかと思う。

思い込みや刷り込みでたくさんの間違いがまかり通っている。勉強して、実践してみる、実験してみる。そういう土台が小さいけれど用意できた。

昨日の発見は、農業は作物と人間のコミュニケーションだということ。愛を注げば作物は応えてくれるって。それを実感して生きている農家の人はすごいなあ。

気象の勉強を始めようと思う。

今日は台風でお休み。

2008年5月11日日曜日

Y農園




昨日は農休日だったのだけど、先輩の畑「Y農園(仮)」を手伝いに行った。5時の始発で行って、7時から働き始める。朝から小雨で、ハラハラしながら作業。でも午前中いっぱいは天気はもって、かなり仕事が進んだと喜ぶ。作業内容は二十日大根収穫、サトイモ植え付け、トウモロコシ種まき、二十日大根種まき、肥料、堆肥まき、雑草取り。

収穫した二十日大根、かなりの量をお土産にいただく。

働くことの実感。はたらく、とは傍(はた)を楽(らく)させることなんだと、いつだったかすごい昔に聞いて感動したことがある。昨日は、ホントにはたらいた。

70坪の、日当たりの悪い荒れていた土地をここまで手入れをして、野菜を作っている先輩を本当に尊敬する。農作業は、身体にはまだキツイけれど、とにかく嬉しくてしかたない。

イラストの仕事も完成。このスケジュールでよくやったと自分をほめてやりたい。

写真は三浦市江奈の湿地帯。この向こうの半島にY農園がある。

2008年5月7日水曜日

今日からスイカ


先ず、ビニールトンネルを立てる。仕事が丁寧だと、皆から超誉められる。1日がかり。苗を植える作業を最後ちょっと残してしまい、18時。名残おしい。また明日。

ご主人の朝のひとことに心があつくなった。

「日本人はバカだから、もう一度飢えればいい。」

でも彼は農業を投げ出さない。農業を愛しているから。彼のような人のおかげで今の日本はあるのだと、心から思う。

第一次産業をなめるなよ。と。先輩とちらほらしかしアツく話しながらトンネルを作る。またこの人が奇特で、近くに畑(70坪!!)を借りてひとりで菜園始めたそうだ。今朝は4時半から働いていたって。こんど畑を見せてもらうので楽しみ。

自分が馴染む。浮いてない、私。土にまみれ、1日中太陽の光を浴びながら、どうしようもなく幸せな気持ち。

そしてバリ島の観光ガイドのイラストも着々とすすむ。頑張る。
ボツになったけどほめられた、バリの「祭りの準備」

2008年5月4日日曜日

無心に摘心


朝7時45分より17時まで、ひたすらメロンの孫蔓の摘心。明日も摘心。三浦、GWで賑わう。バスも電車も混み混み。明日も仕事。農業、いっそがしい。

写真は、30分ほど歩いたとこのバス停裏手に続いている道。歩いてみたいし、こういう家に住みたい。

2008年5月2日金曜日

緩やかに


緩やかに、このブログのタイトルどおりに動いている。

今日は雨だったので、農家バイトはお休みで、しかし昨日の疲労で身体が動かず・・・・午後に近所の温泉へ。少ししか癒えなかった・・・。むむむ。身体中が痛くてなかでも内モモ。そして肩。

夕方は、いよいよ地元の図書館に登録へ。

借りた本は
犬と鬼  アレックス・カー
畑のラジオ  永六輔
その他、インドネシアはバリ島関連のもの

バリ島の旅行ツアーパンフの中表紙の絵を知り合いに依頼された。私でいいのか?いやいや、私の絵は、ある程度のレベルはあるんだと、言い聞かせ、(常に弱気なもんで)引き受けることにした。棚田か、お面を描こうか。バリ島は、私がはじめて憧れた海外ではあるが、観光地となってしまったバリはなあ・・。といつからか興味がなくなっていたのだけれど、調べてみると、農業がさかんで、米は三期作が可能なほど棚田が豊かだそうだ。そして3時間働いたら、あとは芸術に勤しんでいいという。まさに私の理想だ。すでにバリの文化の中で生きている都会の喧騒に疲れた先進国のアーティストもいるんだって。そこに、農があれば本物だと思うけど。どうなのかな。

昔(12年くらい前)、ラジオでピアニカ前田が、バリ島を、ピアニカで現地のアーティストとセッションして歩くすごく良い特番があって、これは!!と思い録音して、当時は繰り返し聞いたものだった。どこへいったか、あのテープ。それで買ったCDがバリの夜明け・・?だったか、40年くらい前の現地生録音の民族音楽集。後ろで鳥がさえずり、子供がはしゃぎ・・いろんな音が入っている。20歳くらいの時に、狂ったようにそればかり聞いてたな。

明日は、午後から晴れるというので、農家から連絡があって、働くことに。指サック買っといてよかった。動きやすい服、必須だった。ジャージと長袖。あと手ぬぐい。午後からっていっても10時42分の電車。バスのなかで、お昼ご飯だな。玄米おにぎり。

ハツカダイコン=ラディッシュだとうことを今日知る。

写真は鶴見の裏道の花。

2008年5月1日木曜日

農業に従事したい


・・・と、昨年の暮れに急に思い立ち、ここまで走ってきた。そして初日。額縁屋でもそうだったけど、ひとつの作業を延々と続けるのはけっこう向いているのだった。今日はひたすらメロン。余分な孫蔓を摘心する。摘心、なんて初めて使う言葉だな。
就業時間は8時~17時。12時~13時まで昼休憩。10時と15時に15分ずつお茶とおやつ休憩。合計90分休憩だ。ご夫婦+社員の男の子(30歳)+バイトのおじさん(53歳)に私を入れて5人。トラックがたくさんあり、もちろんマニュアル車。そのうち運転するらしいが・・・。

しかし、遠い。通勤に片道2時間。むむー。とりあえず、3ヶ月。これはきっと大丈夫。それから先がな。

そして雨天は休業。明日は午後から雨だそうで、お休み。さすがに初日はグッタリきたのでヨカッタ・・・。

写真は日枝神社でのすばらしい格言。
「農は國の本(もと)たり」