３．１１から4年

4年前の今日は朝6時から9時までの短い時間、三浦のパン屋さんでバイトして、10時頃に帰宅して産婦人科をネットで探していた。たしかまだ6週目くらいで、そろそろ病院行こうかな～と、幸せな気分いっぱいだった。絵の仕事の取材で行った南相馬から持ち帰ったコシアブラの穂木の写真とったりしてた。ふと思いついて東京電力に久里浜発電所の運休について問い合わせのメールを送信したとたん、ラジオが止まるのと同時だったか地震が起きた。おろおろしながらも、くらくなる前に夕飯の用意をとあわてておにぎりをつくり、ロウソクなどを探した。三浦に働きに行っていたダンナは、たまたまバイクで通勤していたのでなんとか帰ってこられた。信号も停電していて、大変な渋滞だったらしい。義母は近所で勤めていたので帰ってこられた。横須賀は深夜まで停電した。ネットもＴＶもつながらず原発のことも、津波のことも次の日に知った。

今まで一人で野菜の調整をしていてこんな深夜になってしまった。明日は出荷に降りる。3月11日かあ、と思い、4年前を思い出してみた。思い出す余裕がやっとできた。勾玉みたいだった人が、もう3歳3ヶ月。

忙しさで日々埋めてきた。考えたくないこと、みたくないもの、考えず見ないようになった。忙しいを理由に。変わったと思う。自分。そしてこれでいいのだと思う。毎日が、やらなければいけないことでいっぱいで、それは自分が望んだことで、やりたいことだから。